アンチトロンビン(AT)活性(%)と抗原量(mg/dL)との関係について

Q :ATの活性測定と抗原量測定とは、どのような違いがあるでしょうか。

A :1.測定方法
ATの主な測定方法は下記の2種類です。
(1)抗トロンビン活性あるいは抗Xa因子活性を測定する合成基質法→AT活性を%で表示します。
(2)抗AT抗体と反応する抗原量を測定する免疫学的方法→AT抗原量をmg/dLで表示します。

2.有用性
臨床的には、活性値の低下が直接血栓症の引き金となります。
これがDICの治療方針に直接関与しますのでスクリーニング検査としての有用性は活性(%)の方がより高いと言えます。
抗原量の測定は、先天性アンチトロンビン欠乏症の分類に用いられます。
Type I ; 抗原量:減少/活性値:低下(欠乏症)
Type II ; 抗原量:正常/活性値:低下(分子異常症による機能低下)