リアスオートDダイマーネオとBL-2 P-FDPの乖離について

Q :リアスオートDダイマーネオとBL-2 P-FDPの測定値が逆転することがあります。
どのように解釈すればよいでしょうか。

A :通常、FDPとDダイマーの測定では、DダイマーはFDPよりも小さい値を示します。
ところが、敗血症、心不全などの病態の多くで、二次線溶優位になると、FDPよりもDダイマーが高値を示すことがあります。
これはDダイマー試薬の反応性によっても異なります。フィブリン分解産物の高分子分画が多く存在すると、それらに対してFDP測定系より強く反応することがあります。

フィブリン分解産物には、XY、XDといったDダイマー(DD)を含む分子量の大きい分画や、それらがいくつか結合したもの、また、より小さなDYとかDD/E、DD、E分画があります。

つまり、FDPの構成分画として、高分子分画(DD/Eを含む)を多く含む検体では、Dダイマーの方がFDPより高く測定されることになります。
DダイマーとFDPの乖離は、一次線溶優位か二次線溶優位かを示しますので、それが病態の経過観察や治療の参考になります。